成瀬医院　そよかぜ通信　Vol10 No.2

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そよかぜ通信
　

vol.10 No.2　ver.1
2008年8月21日

発行：成瀬医院　　成瀬清子

東京都杉並区清水 2-22-22

tel 03-5311-5133

目　次

残暑お見舞い申し上げます

骨密度の測定を開始しました

インフルエンザ予防接種の予約を始めます

麻疹・風しん（ＭＲ）の予防接種の経過措置について

健診のお知らせ

城西病院の診療について

残暑お見舞い申し上げます

皆様どんな夏をおすごしでしたか。私は長い夏休みをいただいて、千葉の海、長野の高原で目一杯リフレッシュしてきました。さあ、これでインフルエンザの予防接種、一年で忙しい季節にむけ充電ができました。日々の診療をまた頑張ります。

骨密度の測定を開始しました

年をとると骨がもろくなり、その結果、ちょっとした力がかかっただけで手首や大腿骨の頚部の骨折あるいは背骨の圧迫骨折などを起しやすくなります。骨の老化は、若い時に完成した骨が少しずつ劣化していくことでおこるのではありません。実は、骨は毎日壊され、一方で毎日作られることで強度を維持しています。このバランスが崩れると骨がすかすかになり「骨粗しょう症」という状態になります。カルシウムやビタミンＤが不足すると骨が作れませんのでこれらを補うことも大事ですが、近年、骨の破壊を抑える薬などが開発され、骨粗しょう症の予防、治療が飛躍的に進歩しました。加齢現象の結果ではありますが、骨折をしてしまっては日常生活に多大な影響を与えますので、「年相応」でよしとせず、若い人と同じ骨の強さを維持するように努めるのが最近の考え方です。

当院では手の骨を用いた骨密度の測定、レントゲンによる腰椎の状態のチェック、尿検査で骨吸収の状態を調べることを始めました。骨粗しょう症は単なる加齢現象ではなく、明らかに女性に多い性差のある疾患で、閉経後に急速に骨密度が低下します。また、若い人でもダイエットなどの影響で極端に骨量が低い人もいます。とりあえず自分の骨がどのような状態か、特に女性の方は調べてみるのはいかがでしょう。そして、骨密度が中年の人の平均値より明らかに低い場合は積極的に治療して、骨折により寝たきりになるのを防ぎましょう。

特定健診と一緒に行えると患者さんにとっては簡単ですが、スタッフ一同まだ慣れていないので、当分は健診とは別に行いたいと思います。また、診察の混み具合によってはすぐに出来ないこともありますが、骨密度の測定をご希望の方はご相談下さい。

インフルエンザ予防接種の予約を始めます

～～～子育て応援券が使えます～～～

９月から、インフルエンザの予防接種の予約を始めます。就学前のお子さんに配られている「杉並子育て応援券」が、今年度からインフルエンザの予防接種に使えることになりました。家族揃って接種するとかなりの高額になってしまい、躊躇されていた方も多いことと思います。小さいお子さんはインフルエンザによる合併症を起しやすいので、応援券を利用して是非予防接種をお受け下さい。

例年、予約をされても接種に来られない方が相当数おられ、ワクチンの確保をどうするか悩みます。前金制にする、予約金をいただくなども考えましたが、事務が煩雑になるので従来どおりの予約方法にしました。予約の方の分を最後まで確保しておくと、返却、廃棄という無駄を生じますので、一応、予約の有効期限を決めさせていただきます。近年はワクチン不足にはなっていませんので、必ずしも期限が過ぎたら接種できないということではないのですが、遅くなれば効果も半減します。極力期限内にお受け下さい。また、予定が変わった場合は是非ご連絡下さい。ご協力をよろしくお願いいたします。