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成瀬医院

 


そよかぜ通信
 

vol.8No.1 ver.2
200
615

 

発行:成瀬医院  成瀬 清子

東京都杉並区清水 2-22-22

tel 03-5311-5133

 

 

目 次

 

あけましておめでとうございます

感染症情報

インフルエンザ予防接種

4月から麻疹、風疹の予防接種が変わります

スギ花粉情報 朗報です

駐車場、駐輪場

 


あけましておめでとうございます

年末年始は充分楽しんだり休養をとったりできましたか。私は例年通り、予定の半分も年賀状を出さないうちに仕事始めとなりました。新年早々に発行しようと思っていたそよかぜ通信の原稿もちっとも進みませんでしたが、短くてもいいからと、前号同様一夜漬けで頑張ってみました。練れていない文章で読みづらいと思いますがご容赦ください。

 

感染症情報

12月に一番目立った感染症は、ノロウィルスによると思われる感染性胃腸炎でした。吐物や便の中に大量のウィルスがいて、わずかのウィルスで発病しますので、家族総倒れとなりがちです。外から帰ったらまず手を洗い、家族がかかったら汚れたところはしっかり消毒しましょう。一昨年書いたノロウィルスに関する文章はそよかぜ通信に載せたとばかり思っていましたが、かかった患者さんに渡しただけでした。遅ればせながら次号に載せたいと思いますが、ご希望の方にはいつでもお渡し可能です。

そのほかにも、高熱が34日続くウィルス性の風邪、おたふく風邪、マイコプラズマ感染症などが見られました。気になるインフルエンザの流行状況ですが、12月後半には日本全体でも東京都でも流行が始まったとされています。当診療所では年内に一家族、二名のA型インフルエンザを診断したのみで、私の印象では例年に比べゆっくりのスタートに思えるのですが、東京都の流行状況をグラフで見ると、カーブの上昇の仕方は最近5年 の中で一番早いようです。お隣の中野区や世田谷区では流行が始まっていますし、例年、年が明けると急速に広がりますので、このあたりでの流行も時間の問題と思われます。インフルエンザウィルスは高温多湿の状況では長く生きられません。部屋の湿度を保ち、マスクでのどを守って、インフルエンザを予防しましょう。

 

インフルエンザ予防接種

 3時からのインフルエンザ予防接種専用時間は12月いっぱいで終了しましたが、ワクチンの在庫がありますので、ご希望の方は通常の診療時間内に接種可能です。予約期限の切れた方も受けられます。杉並はまだ流行が始まっていませんので、今からでもそれなりの効果が期待できます。風邪で咳が出たり中耳炎にかかっていたりしても、高熱がなければ接種できますので、早めにお越しください。

 

4月から麻疹、風疹の予防接種が変わります

 4月から麻疹、風疹の予防接種が、両者の混合ワクチンの2回接種法に変わります。今後は1歳の間に一回、小学校に上がる前に2回目を受けることになります。すでに麻疹、単独の接種を受けた子供は、その後に混合ワクチンを打つことの安全性が確認されていないという理由から、風疹も単独ワクチンを接種することになります。しかし、4月から新しい法律が施行され、単独接種は法定接種ではなくなるため、今まで76ヶ月までに受ければよかった風疹の接種を331日までに受けなくてはなりません。1歳過ぎて麻疹をまだ接種していない子供の場合も、(本来1歳過ぎたらなるべく早く受けるべきものではありますが、接種の機会を確保するため現行では76ヶ月まで受けられたものが)、331日までに麻疹、風疹ともに受けなくてはなりません。この文章を読んだだけではわかりにくいと思いますが、とにかく、平成17228日以前に生まれたお子さんは、麻疹も風疹も今年の331日までに受けなくてはならないということです。麻疹は1歳にならないと公費では受けられず、風疹は麻疹接種後4週経たなければ接種出来ませんから、極端な例では、昨年の228日に生まれた子は、今年に228日から33日の4日間に麻疹を受け、4週後の328日から31日に風疹を受けるしかチャンスがないことになります。急なことですので、国は各自治体に救済処置を講ずるよう要請はしていますが、国としての41日以降の経過措置はなく、法律はあくまで法律でその通りに適応されるそうです。当院にいったいどのくらいの方が風疹の予防接種を受けにこられるのか予想がつきませんが、ワクチンは返品が出来ないのであらかじめたくさん注文するわけにはいきません。しかし、41日以降、ほとんど需要がなくなる単独ワクチンをメーカー側が大量に生産するとも思えません。今後品不足になる可能性もありますので、該当する方は早めに予約をしてください。

 

スギ花粉情報 朗報です

今年の東京周辺のスギ花粉飛散開始日は昨年とほぼ同じで、215日前後になりそうです。量は例年の半分、昨年よりずっと少ないようですが、それでも予防のためには、2月になったら薬を開始してください。重症の方は1月下旬からでもよいでしょう。

 

駐車場、駐輪場

正面入り口に向かって左が二台分の駐車場、右が駐輪場なのですが、二台では足りないという声を耳にするにもかかわらず、しばしば左の駐車場に自転車が溢れているようで、

頭を悩ましています。移転前に使っていた駐車場の2番を引き続いて借りることにしましたので、少し遠いですが医院前が満車の場合はご利用ください。ただし、問題はむしろ駐輪スペースのようです。裏の駐車場を自転車用に借りる、あるいは医院前の駐車場を思い切って駐輪場にしてしまい、駐車場を裏に借りる等あれこれ考えていますが、いずれにせよ車派、自転車派どちらかからクレームが出そうですよね。ただいま思案中。

 


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