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成瀬医院

 


そよかぜ通信
 

 

Vol.1  No.4 (ver.1)
1999年12月6日

 

発行:成瀬医院  成瀬 清子

東京都杉並区清水 2-11-12

tel 03-5311-5133

 

 

 

目 次

インフルエンザの予防接種はキャンセル待ちです。

予防接種がうけられなかったら

超音波検査器がはいりました

JR荻窪駅の新時刻表があります

年末年始の薬は大丈夫ですか?

駐車場があります(第二報)

 


 

あっという間に、12月がやって来て、気ばかりあせる毎日です。木枯らしも吹き始め、鼻、喉だけでなく、お腹に来る風邪も増えて来ました。2号でも触れましたように、風邪のほとんどはウィルスによるものですが、通常の風邪ウィルスをやっつけてくれる薬はありません。風邪気味かなと思ったら、いつもより少し暖かめにして、暴飲暴食をさけ、そして何より睡眠を充分とって回復力を高めましょう。風邪薬はあくまで治すお手伝いをするだけです。


インフルエンザの予防接種はキャンセル待ちです。

 そよかぜ通信第3号は、インフルエンザの予防注射の特集号のようなものでした。しかし、今年は異常な早さでワクチンが市場から消え、当院でも予防接種を開始した11月第1週に、既にワクチンの入手が困難になり始めました。皆さまにお勧めした以上、せめて11月中はワクチンを確保したかったのですが、今は全く手に入らない状況で、11月末には新たな予約は受けられなくなってしまいました。基礎免疫のある大人は一回の接種でかなり免疫力が上がることが判り、今年は大人は一回しか注射をしない病院もあり、当院でも二回目をお受けにならない方がおられます。現在の予約はそういう方のキャンセル待ちの状態です。充分な量を用意できず申し訳ありません。
 今までに当院で一回目の接種を済ませた方は約100人。少ない数ではありませんが、もう少し乳幼児の方に受けて戴きたかったとの思いは残ります。前号で、脳症になった85%は乳児とお伝えしましたがこれは誤りでした。後半にお渡しした通信では追加訂正しましたが、正しくは「昨年脳症、脳炎で亡くなった方の約8割が5歳以下(つまり乳児)」です。この中に予防接種を受けていた方はいません。発病は必ずしも抑えられなくても、重症にならないことがワクチンの効果といえそうです。私の通信を読んで、幼児にはそれほど重要でないと思われた方がいらしたら、、、、。間違った情報は出さないほうがよほどましで悔やまれます。ごめんなさい。


予防接種がうけられなかったら

 希望する方すべてに予防接種ができない状態で、インフルエンザが流行り始めたらどうすればよいのでしょう。今まで、何回かウィルスを殺す薬は無いとお伝えしてきましたが、中には効く薬のあるウィルスもあり、A型インフルエンザもそのひとつです。B型には効きませんが近年の流行の主流はA型です。日本では昨年の流行期に急きょ認可された薬のため、私自身、充分な知識がありませんでした。正確な情報をお伝えしようと調べると、次々色々なことが判り、(予防注射を主とし、日本の対策の何と遅れていることか!!)11月末より、毎日、毎日この通信を書き直していたのですが、一向に発行するに至りませんでした。文章もどんどん長くなってしまいます。この号では、A型インフルエンザの発症予防、重症化予防に効果のある薬があること、また、風邪症状が出たときに、それが普通の風邪かインフルエンザか、鼻汁などを使って区別できる検査があることをお伝えするにとどめ、詳しくは、号外(インフルエンザ特集号)でお知らせすることにいたします。1週間以内に発行する予定です。

※ 追記(2003年8月)

現在は、A型、B型両方に効く薬があります。

インフルエンザに関しては、最近のそよかぜ通信を御覧下さい。

 

超音波検査器がはいりました

 診察室がますます狭くなってしまいましたが、この度、小型ですがなかなか性能のよい超音波(エコー)検査の器械を導入しました。痛くもなく、放射線も浴びず安全な検査です。しかし、どんなに性能がよくても、使う方(ほう)に技量がないと全く役に立たないのがこの器械。私は放射線科医でも消化器専門でもなく、すい臓の詳しい所見などは残念ながら診られません。専門の甲状腺等の他、肝機能障害の原因が脂肪肝かどうか確認したり(ついでに肥満が皮下脂肪型か内臓脂肪型かもわかります)、腹痛の原因が胆石や卵巣でないか確認するなど、私にできる範囲での使い方で活用していきたいと思っています。


JR荻窪駅の新時刻表があります

 12月4日、JRのダイヤ改正があり、荻窪駅の新ポケット時刻表に成瀬医院のご案内を載せました。改札口横の窓口にありますがすぐになくなるそうです。私の手元にはわずかな数しかありませんがコピーを用意いたしました。ご希望の方はお申し出下さい。 


年末年始の薬は大丈夫ですか?

 年末は12月29日(水)の午前まで診療いたします。
 普段は14日分しか出せない薬も年末は30日分処方可能です。ただし、普段から30日分出せる薬は、休みの間に無くなってしまう場合でも、一回に30日分以上お出しすることはできません。別の日ならお出しできますし、年末は混みますので、無くなりそうな方は少し早めにおいで下さい。喘息になりやすい方、膀胱炎になりやすい方なども手持ちの薬をご確認下さい。
 新年は5日(水)から診療を開始致します。お休みの間はご不自由をおかけしますが、体調を崩さず、どうぞよいお年をお迎え下さい。


駐車場があります(第二報)

 医院隣の駐車場のNo.2、3は患者さん用です。前後が狭く少し止めにくいですが、どうぞご利用下さい。尚、利用状況を把握したいので、駐車している旨、受付にお申し出下さい。

※ 追記(2003年8月)

 場所が変更されています。地図を参照して下さい。

 


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