[Top ページへ]  [そよかぜ通信:総合目次

 

成瀬医院

 


そよかぜ通信
 

 

Vol.1  No.2
1999年10月1日

 

発行:成瀬医院  成瀬 清子

東京都杉並区清水 2-11-12

tel 03-5311-5133

 

 

 

目 次

自己紹介

病気を治すのは自分です

金額がおかしいと思ったら

高齢者健診実施中

次号の予定

 


 

自己紹介

 ことの外、残暑の厳しかった九月。いわゆる夏バテ状態で体調を崩された方がたくさんいらっしゃいました。十月はさわやかな秋晴れを期待したいですね。
 前号で省略しました自己紹介を簡単にしたいと思います。専門は内科です。今まで女子医大で所属していた内分泌内科とは、一般のかたにはちょっとなじみがうすいと思いますいが、バセドウ氏病を代表とした甲状腺の病気など、ホルモンの異常による病気が専門の科です。一般内科も担当している科でしたので、内科の患者さんは幅広く何でも診察しておりましたが、血圧や動脈硬化にかかわることを研究してきたこともあり、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などのいわゆる生活習慣病の患者さんを特に多く診察してきました。
 生まれは昭和20年代、当時の杉並区沓掛町39番地。この医院のすぐそばの自宅(病院ではなく)で生まれ育ちました。趣味は、、、。高原を歩いて野草の花を見るのが好きです。スポーツもなんでも好きです。読書、ドイツ語、、、。今はいずれも楽しむ暇がありません。高校生から保育園児まで子供は三人。かなりハードな毎日です。
 というわけで、小児科は私の専門ではありません。風邪など一般の病気は外勤先での診療や自分の子育ての経験からきちんと対応できるつもりですが、大きな病気ことに乳児の急性疾患は経験不足です。私に判断できない場合は自分でかかえこまないで、他院をご紹介する予定です。他の病院へ行って下さいと言われたら、きっと重症だと心配なさることと思いますが必ずしもそうではありません。私に判断できないということです。自分のやれること、やれないことをはっきりさせることは、私の義務だと思っています。ちなみに午後診療なさっている杉立先生は正真正銘の小児科医です。そして私も小児科医として成長できるよう、小児科医院での実地研修も含め勉強中です。子供は待ってはくれませんが、子供たちの成長に負けないよう頑張るつもりですので、よろしくお願いいたします。 

 

病気を治すのは自分です

 大学病院で診療していて、「町医者の薬では治らないから来ました。」
という言葉をしばしば聞くのは悲しいことでした。前号で、診断するにあたり小さな診療所でできることは何かを書きましたが、今回は治療に関することです。
 大学病院でも診療所でも出す薬は同じです。そして、高血圧や高脂血症など慢性の病気は薬を飲み続けることがとても大切ですが、急性の病気のほとんどは薬を飲まなくても治ります。たとえば風邪の7−8割はウイルスによるものですが通常のウイルスを殺す薬はありません。風邪の時に飲む薬は、症状を和らげ治りを早くする手助けはしますが、根本療法ではないのです。治すのは、医者でも薬でもなく、自分の持っている抵抗力、免疫力です。ほら、治るのに風疹はは何日位、水ぼうそうなら何日位とだいたい決まっていますよね。その間はどんなに焦っても治らないし、安静にしていて時期が経てば薬を飲まなくってもちゃんと治りますよね。大学病院へ行ってすぐに治ったとすれば、それは治る時期がきたから治ったのがほとんどだと思います。
 膀胱炎のような細菌が原因の病気の場合、細菌を殺す薬(抗生物質)を飲めば治りは早いですし、しっかり治すことが必要ですが、抗生物質の無い時代だって多くは自然に治っていたわけです。よく例にとるのですが、同じ給食を食べてもO-157により重症になる人、軽い人、感染はしても発病はしない人とさまざまです。もちろん体に入った菌の量にも差はあったでしょうが、その時のその人のコンディション=抵抗力の方が重要だと私は思っています。ですから、風邪で熱がある時に、薬を飲んで熱が下がり楽になったからと動き回っていれば、かえって治りが遅くなります。薬に頼るだけでなく、早く治るためにどう自分のコンディションを整えていくかがとても大切です。
 ホームドクターの私ができること。水分を充分摂って下さい、手足を冷やさないで下さい等々、抵抗力を高める情報をなるべくたくさんお伝えしたいと思います。

 

金額がおかしいと思ったら

 少しシステムを変えて引き継ぎ開院して一ヶ月。私にとっては本当にあっという間の一ヶ月でした。
 なるべく色々な情報をお伝えしたいと思い、領収書や必要と思われる場合には薬の情報などもお渡しすることにしました。でも、スタッフがまだコンピューターに慣れていないことも合わさって、今までよりお待たせする時間が長くなってしまい申し訳なく思っています。コンピューターへの入力ミスなどで請求金額が間違っていることもあるのが現状です。気がついたものは勿論訂正していますが、おそらく見落としもあると思います。「間違っていませんか」って、なかなか言いにくいことかもしれませんが、ご指摘頂くことが今後のミスを減らします。おかしいなと思ったら遠慮なく聞いて下さい。すぐにはお答えできなくても、調べてお返事いたします。
 ここで、保険のシステムを少しだけ説明します。同じ薬が出ても初診料、再診料の関係で金額が違うことはご理解いただけると思いますが、保険制度上の初診とは、この診療所に初めてきたことでなく、その病気で初めてかかることなのです。ですから初めにかかった風邪は治って、一週間後に下痢でかかるとやはり初診になってしまいます。慢性の病気でも三ヶ月かからないと初診扱いになることもあります。また慢性の病気は、一ヶ月経つと指導料が変わったりで同じ薬でもやはり金額が変わってきます。慢性疾患かかっていて新たに風邪をひいて別の日にかかっても初診料はかかりません。ややこしいですね。現在お渡ししている領収書は指導料などが理解しにくいので、できれば近々変更したいと思っています。疑問に思ったら聞いてみて下さい。
 ついでにもうひとつ。受付に出している「初診の方は保険証を、、」
の表示の「初診」は上で説明したのとは違い、この医院が初めてがどうかの「初診」ですので、風邪でいらっしゃるたびに保険証をお持ちにならなくても結構です。でも間違いを少なくするため、保険証のコピーをとらせていただいていますので、今まで杉立先生にかかられていた方も、一度お持ちいただけるとありがたいです。保険証が変わった場合は勿論お願いいたします。

■ 追記(2003年2月)

 現在は、「毎月保険証を確認させていただきます」に変わっています。地域の小さな医院では、保険証を不正に使われる方がそういらっしゃるとは思いませんし、当初、保険証が変われば当然お知らせいただけると思っておりました。ところが、保険証は思いのほか頻繁に変わるもので、皆さん悪気がある訳ではないのですが、変更になっていることを忘れられていたり、家族一人の方でお知らせ頂くと、全員変わったつもりになっておられたり、、、。古い保険証のまま請求してしまい、2〜6ヶ月後に戻ってくる書類が結構あるのです。その月に保険証を確認していない場合は、医療機関の不手際と言うことで、面倒な事務処理を総べてこちらでしなくてはなりません。どうぞ皆さん、保険証は毎月必ず御提示下さい。
 

高齢者健診実施中

 当院でも高齢者健診を行っています。ただし、レントゲンと眼底検査はここではできません。ご希望の方は城西病院で実施可能ですが、すべて城西病院で行うと、結果も城西病院へ聞きに行って頂かなければならず、もし土曜の私の外来にいらっしゃると、結果を聞くだけに2時間以上お待ちいただくことがあります。また、検査結果もこちらのカルテに保存できませんので、原則はレントゲンと眼底の検査にだけ行っていただき結果はこちらでお話しするようにしたいと思います。もちろん、すべて城西病院で行うことも、レントゲン、眼底は省略することも可能です。皆さんのご希望に応じていたしますのでお申し出下さい。血糖値やコレステロールを正しく評価するために、朝食は食べずにおいでください。成人健診も同じ様に行っています。
                              
 それぞれの病気の留意点や予防接種後に起こりうる副反応を書いたパンフレットをつくること、色々なお知らせを掲示することなど、小さな医院ではありますがあれもしたい、これもしたい、とやりたいことはいっぱいです。少しでもよい医療ができるよう、あせらず、少しずつ少しずつ実行していこうと思っています。
 こうして欲しいというご要望がありましたら是非お寄せください。といっても、簡単には伝えられませんよね。皆さまの声はどうしたら一番届くのかを考えるのも今後の課題です。

次号の予定

 そよかぜ通信は1枚にまとめるつもりですのに、だらだらと長くなってしまいました。次号はもう少しコンパクトに読みやすくすることに挑戦。内容は、いよいよ予防注射のこと。いずれの予防注射も、自分のためにも社会のためにもなるべく早目に受けることが望まれます。まずはインフルエンザについての予定です。
 気温の差が激しく喘息が増える季節です。こまめに着るものを調節して、かぜをひかぬようご注意ください。


[Top ページへ]  [そよかぜ通信:総合目次

Copyright (C) 2003 成瀬医院